航空宇宙産業 下請け業者 好調

国立統計学研究所(INSEE)が2016年春に実施した、フランス南東部における航空宇宙産業の業界調査の結果がこのほど公表された。これによると、2015年には、下請け業者、部品供給業者、外部請負業者などのサプライチェーンで約13万人を雇用、早まる航空機製造ペースに着実に対応していることが明らかになった。

エアバス、ダソー、ボーイング社などの航空機メーカーを頂点に形成されるサプライチェーンは、地域の雇用の重要な柱となっている。

業界の企業総数は約1040社。雇用総数は約13万人に上る。雇用の地域分布では、65%はトゥールーズ圏(旧ミディピレネー州)、14%がボルドー圏(旧アキテーヌ州)に集中。その他、ポー、バイヨン、タルブ、フィジャックなどに広がっている。雇用数は、対前年度比で2.5%と好調な伸びを示す。


 

売上では、2015年度は+8.3%の伸び(前年度+4.1%)、売り上げ総額は約122億ユーロに達している。このうち航空産業は115億ユーロ、宇宙産業が6.8億ユーロとなっている。

 

サプライチェーンは、A320の製造数が増加の一方、 A330の製造数が減少するなど、市場の変化への対応が必要になっているが、全体としては、2015年は業務量が増大している。2016年の展望についても、航空機の製造ペースは早まっており、製造能力の限界点に近づきつつあるとの見通しだ。各企業は、2016年に雇用を増やす方針。


アエロスペースバレー(競争的クラスター)の会長、アニエス・パイヤー氏は、「上下にぶれはあるが、全体的によい結果を出している業界で一定の役割を果たしていることは我々の誇りである。下請に出されている業務の多くは、この地域でフランス企業によって担われている。もちろん、注意を払っていかなければならないが」。「今後も雇用数は、とりわけ、デジタル関係の分野で、伸びていくものと思われる」と発言している。


(Source) http://objectifaquitaine.latribune.fr/conjoncture/2017-02-24/aeronautique-et-spatial-la-chaine-d-approvisionnement-suit-la-cadence.html